
『神槌』が下され1000年の時が過ぎた。
人々は『神槌』のことを意識の蚊帳に追い去り、ただ静かに平和とはいえないが穏やかな時間を過ごしていた。
舞台は天界で幕が上がる。
下級天使の少女・リルは100億分の1しか生まれない『金の瞳』を持っていた。それ故に他の天使から嫉妬を買い、「異端」とは言われ周囲から避けられていたが彼女はあくまでも笑顔で学友と同じ時を過ごしていた。
そして、天使教育学校で年に一度行われる『卒業試験』に見事合格し、ひとときのあいだ人間界に降りることが許可される。
それが仕組まれたことなど誰も知らずに・・・
本作では暴力的・差別的表現が随所に出てきます。
また、残酷描写が含まれます。
これらに対し不快を感じる方は閲覧にご注意ください。
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